皆さんは、『仏具』と言うとどんなものを思い浮かべるでしょうか? お仏壇、お線香など普段見て使っているものであれば、パッと思い浮かぶことかと思いますが、改めて『仏具』と言われた際にどんなものが出てくるでしょうか。 大きい『お仏壇』も大事ではありますが、同時に、故人様をご供養するための「法具」も大変重要なものとなります。 みなさんにとって、お仏壇や仏具は一生に一度買うか買わないかというものです。 そのため、購入をする機が来た時に選ぶための知識が必要なことはもちろん、故人様を気持ちよく供養するため、納得の行く選択をしたいものですね。

仏具にはどんな種類があるの?


仏具には「供養のための道具として程よくそろった、仏に仕える道具」といった意味があります。
仏具は日々のお供えで仏様やご先祖様に感謝の気持ちを表すための大切なツールとなり、ご遺族の想いを伝える媒介物と言えます。
具足とはお仏壇にお祀りする仏具一式を指します。
具足は一般的に多くが「三具足」から始まり、仏具が増えていくことによって「五具足」「六具足」となっていきます。
仏壇に祀る仏具の基本は、『三具足』と呼ばれる花立・火立・香炉です。
さらに花立と火立をひとつずつ加えたものを五具足といい、この三種類の仏具が全ての宗派の基本となります。

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主な仏具一覧

茶湯器

茶湯器

お水やお茶を入れてお供えする器のことで、茶器(ちゃき)とも呼ばれます。
毎朝、茶湯器にお水かお茶を入れてお供えをします。
お参りをした後に茶湯器を下げて、そのまま洗い流します。
故人への想いや飲み物に困らないことを感謝する気持ちから茶湯器を使う方もいらっしゃいます。

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仏飯器・仏器膳

仏飯器

ご飯をお供えするために盛りつける仏具のことで、浄土真宗では仏器(ぶっき)と呼びます。
朝食の前に、炊いた最初のご飯を仏飯器によそってお供えします。
食べ物をお供えすることは、仏様とご先祖様に生命の恵みを感謝する気持ちの表れですので、いつでも心を込めてお供えすることが大切です

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お鈴

お鈴

音を鳴らす仏具のこと。
鈴や輪(リン)、鐘(しょう)、鏧(ろう)とも呼ばれます。
澄み切った音色が邪念を払って、周囲を清浄にするという意味があります。
お寺様が読経をする際、リンを鳴らして調子を取るのに使われます。

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供物皿

供物皿

盆棚(精霊棚)や祭壇、仏壇などにお供物をお供えするときに使う便利な丸型の供物台です。
お盆やお彼岸、法事で、お菓子や果物などをお供えするのに最適です。
お供え時には、半紙や懐紙など敷紙を敷いてお供えすると良いでしょう。

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お位牌

お位牌

故人の戒名や姓名などを記したもの。
その起源は古くは古代インドまでさかのぼります。
古代インドでは、『ストゥーパ』というお釈迦様の遺骨を納めた仏塔が建てられており、やがてインドから中国に伝わったときに《ストゥーパ⇒卒搭婆(そとば)》と音訳されたのです。
卒搭婆には戒名や没年月日などを書かれ、故人を供養する長い板と変化しました。
また儒教の葬祭に亡くなった方の官位・姓名を書いた木主(もくしゅ)という板を用いていたとのことも。
そこから仏教と儒教の風習が日本に伝えられて合わさり、位牌の文化が生まれたといわれています。

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仏具の準備が出来たら・・・お仏壇に飾りましょう

お仏具をお仏壇などに美しく厳かにお飾りすることを、荘厳(しょうごん)と呼びます。お仏具がお仏壇に荘厳された状態は「お浄土(仏様の世界)」を表すと言われ、この考えはどの宗派にも共通しています。
お仏壇の飾りは宗派により変わります。またお仏壇のサイズやデザインによっても内部の空間が異なり、収まるお仏具の数はかわることがあります。
お寺や地域によりご本尊、脇仏以外にもお飾りもかわることもありますので、事前にお寺へ確認をすると安心でしょう。

ご本尊

ご本尊

仏教寺院や各家庭の仏壇などに、最も大切な信仰の対象としてお祀りされる仏・菩薩などの「彫刻品(仏像)」や「掛け軸」のことです。
掛け軸には仏や菩薩などの絵画、その他に曼荼羅や各号などがあります。
仏教の教えの具体化された形としてお仏像は作られたといいます。

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――― ご本尊の並べ方 ―――

▲モダン仏壇に仏具を設置した例になります。



また、購入したご本尊・位牌は仏壇に安置する前に、菩提寺で魂入れをしていただきます。 仏壇店などで購入した仏像は、菩提寺の住職に「魂入れ(たましいいれ)」をしていただく必要があります。 魂入れは、宗派によって「お性根入れ」「入仏式」「入魂法要」とも呼ばれる開眼供養(かいげんくよう)の事です。 この魂入れをすることで、ただの彫像や絵であった仏像・掛軸をご本尊にした状態で仏壇にお祀りします。

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