▶ずっと大切な家族だから…愛するペットの「旅立ちに」


家族同様にかわいがったペットとのお別れ。
悲しい事ではありますが、楽しかった日々の想い出とともに精一杯の感謝の気持ちを込めて送ってあげられたらきっとペットも喜んでくれるのではないでしょうか。
ここでは、自分らしい自由な形で手元に置きながら供養する新しい形のペット供養のご案内をしております。
家族同様に暮らした最愛のペットの大切な思い出や尽きることのない悲しみを感謝の気持ちに変えて手厚く供養することで、ペットロスを癒し身近に感じられると思います。





▶亡くなったペットへ最初にしてあげられること


1.亡くなった後は、早めに処置してください。(ご遺体の硬直に注意)

犬や猫の死後硬直は、我々の予想より早く手足から腹部、頭部といった順序で広がっていきます。 遺体を放置しておくと、前・後肢がつっぱったまま硬直してしまい、棺に収まらなくなる可能性があります。 ペットがなくなられたら、前・後肢を胸の方へやさしく折り曲げてあげてください。


2.体をきれいにしてあげてください。

まず、毛並みや尻尾を整えます。お湯でぬらしたガーゼや布で全身をやさしく拭いてあげましょう。 口や肛門から体液や汚物が出てくることがありますので、ガーゼなどできれいに拭き取って体を清めてあげましょう。 (これは、人間の場合にも起こる自然現象なので心配しないで下さい。)


3.ご遺体の安置の方法と注意点

ダンボールなどのケースに毛布やバスタオルを敷いて安置します。体液がしみ出す事がありますので、その下にペットシートやビニールを敷くとよいでしょう。 そして、頭とお腹のあたりを多めのドライアイスやアイスノンでよく冷やします。
この時、バスタオルなどでペットの体を一緒に包むようにすると、保冷性が保たれます。夏場や2~3日家で安置する場合には、エアコンをなるべく低い温度で設定し、ご遺体が腐敗するのを防ぎます。 また、外気が触れないようにタオル等をかけてあげてください。ご遺体は外気が触れると腐敗が早まります。風(エアコンや扇風機も含む)にあたらない場所で安置してください。そしてお体にバスタオルを掛けてあげてください。(※重要)
ご家族様にしていただくことは以上です。保冷処置を施しても血液や体液が出てくることがあります。絶対に素手で触れないようにティッシュでふき取ってあげてください。



4.最期の時間をゆっくり過ごしてください


ペットが生前愛用していた器に、好物の食べ物とお水を入れて、ご遺体の脇にお供えものをしましょう。

お花や写真、愛用していたおもちゃなどもあれば、一緒に飾ってあげると良いです。
火葬の日までは、お棺(ダンボール)の下にビニールやシーツを敷きその上に生前眠っていたときのように安らかな姿で寝かせてあげてください。
この時に保冷剤(ドライアイス)でしっかり体を冷やしてあげると良いでしょう。
毎朝お水と食べ物を換えます。ペットが大好きな家族と過ごせる最後の時間です。
愛情をたっぷり注いであげて下さい。お線香をたいてあげても良いでしょう。

人間と違って動物には形式がありません。
お通夜というと大げさになりますが、火葬する前にご自分の心が納得、満足するように充分にお別れをする事をお勧めします。

5.祭壇の準備をしてください


必ずではありませんが火葬後には人間同様49日まで自宅で祭壇を飾られる方もいらっしゃるようです。
(※ペット用の納骨箱、 供養壇などもございます。 )

その際は、 持ち帰ったお骨(骨つぼ)や写真を祭壇に飾り付け(※納骨された場合は写真のみ飾ります)をして、生前愛用していた器などを使って、食べ物やお水、お花などをお供えします。
お線香やローソク(ペット用などもあります)を焚いてあげるのも良いでしょう。もしおもちゃなどありましたら一緒に飾ってください。

火葬後の供養の仕方は人それぞれ異なりますが、愛するペットのため、そして自分の心が納得、満足するようなご供養をしてください。



▶犬が死亡したときの注意点


生後90日以上の犬、つまり畜犬登録(ちくけんとうろく)が済んでいる犬が死んだ場合は、ペットが死亡してから30日以内に、保健所に廃犬届(はいけんとどけ)を提出して登録を抹消(まっしょう)する手続きが必要です。

これは狂犬病予防法に基づくものですが、登録抹消を怠ると、「集合注射の案内」や「注射の督促状」の送付が毎年届いてしまいます。登録を抹消する際は、鑑札、および狂犬病予防注射済証の返却が必要となります。最近ではインターネットを通じた電子申請ができる自治体も増えているようです。

飼っていた犬が純血種で血統書登録していた場合は、登録されている犬種団体にも死亡連絡が必要です。血統書の裏面に死亡年月日と飼い主の氏名住所を記入し、当該犬種団体に送付します。血統書を記念として残しておきたい場合は、裏面にその旨を書いておけば手続き終了後飼い主の元に返送されてきます。

狂犬病にかかった犬、かかった疑いがある犬、またはそれらに噛まれた犬等について保健所に届け出なかった場合。また、その犬を直ちに隔離しなかった場合は、30万円以下の罰金に処される場合がございますので注意しましょう。

届け出に必要なもの


届け出に必要なものは、楕円形の金属プレートの犬鑑札、四角い金属プレートの狂犬病予防注射済票、死亡届です。死亡届は役場のホームページからダウンロードできることが多いので、チェックしましょう。
犬鑑札がない場合には犬鑑札紛失届を添付することもあるので、確認が必要です。

本来は返却するべき鑑札や狂犬病予防注射済票ですが、いつも身につけていたものだからこそ思い出の品として手元に残しておきたいという人は、窓口などで相談してみるのもいいでしょう。注射済票ならいいですよということもあるかもしれません。
もちろん、決まりなので返却してくださいといわれることは覚悟した上での相談です。

死亡届は市区町村の用紙によって若干異なりますが、登録した犬の生年月日又は年令、性別、毛色、種類、登録年度、登録番号、死亡年月日は必須項目です。記入間違いがないよう、必要な書類などをあらかじめ準備しておくといいですね。
やり方がよくわからなかったり、不安な場合は窓口に行って手続きをした方が安心です。郵送手続きに対応しているところもあるので、忙しくて時間が取れない人は不備がないかよく確認した上で利用しましょう。電子申請を利用する場合でも、鑑札などの返却物は郵送しなくてはいけないので、注意してください。


▶こころのケア


1.ペットロスとは?

ペットロスは正常な反応です。

長年一緒に愛情を注いできた相手が死によっていなくなったとき、心の中にぽっかり穴が開いたような喪失感と心の痛み・苦しみが起こります。時にはめまいや拒食など、体調に変化を及ぼすこともあります。

コンパニオンアニマルが家族として認知されてくるに従い、それを失ったときの心のダメージが起こると言うことが認識されてきています。
一昔前だったら「なんだ動物が死んだくらいで」、などと心ないことを言う人が多かったと思われます。

ペットロスは多くの場合次の段階をそれぞれ経ていきます。

1.否認
ペットが死んだことを認めない 最初に起こるのは死に対する拒絶です。悲しみが心を覆う前にそれを受け入れまいと心が働き「ウソだ!」と思います。

2.怒り
感情を獣医師や自分・家族に向け、責める 感情の矛先を自分や他人に向け、「どうして助けられなかったんだ」と思います。

3.取引
何かと引き替えにペットが復活することを望む 子どもで特に分かりやすいですが「これからは良い子にするから○○ちゃんを返して」などと思います。

4.沈鬱
祈りが通じないと知り、落ち込む 悲しみの感情に浸り何もする気がなくなります。

5.受容
事実を事実として受け止める この段階になって初めて次のステップに進むことが出来るようになります。

5番目の受容の段階まで来ることが出来れば、思い出を反芻しながら楽しかったこと、一緒に過ごした思い出を掘り探ることが出来るようになっています。
ペットと過ごし、遊び、共に送った時間に対して、しばらくは思い出すたび心を締め付けられるような思いをするかも知れません。
しばらくは飼い始めたことを後悔するかも知れません。
でも、一緒に過ごしていなかったなら経験することの出来なかったものはたくさんあるはずです。
その時には辛い思いをしても、時間が経てば楽しい思い出がたくさん残ります。

全ての命は幸せになるために生まれてきます。
ペットにとって一番大切なことも、飼い主さんと一緒に幸せに暮らすことが出来たかどうかと言うことだと思います。

ペットロスは決して心の弱さから来るのではありません。 心の中が空っぽに感じたとしても恥ずかしいことではありません。 それだけの愛情をペットに与えてきた証でもあり、愛するということを出来る人間の証だからです。 それだけ愛情を注いでもらった動物はきっと幸せに生きることが出来たのだと思います。

2.自分ができること

ペットロス症候群を克服するには、一体どうしたらいいのでしょうか?

いなくなったことを受け入れられず、どうしても悲しみに打ちひしがれてしまい、毎日何をやっても生きている気持ちも持てず、なにも手に付かない状態になり、日常生活に支障をきたしてしまう場合もあったり、逆に、ちゃんと生きなければと考えて、無理に悲しみを取り除こう、気持に蓋をしようとする場合もありますが、これはオススメ出来ない方法です。

何故なら、悲しみを感じ切らないで内側に残してしまうと、なにかのきっかけで再度感情が浮上してきて、何度も同じ悲しみを感じ続けてしまうからです。
ですから、無理に感情に蓋をするのではなく、絶望と向き合い、亡くなった事実から目をそらさないことです。
そして、悲しみは全て癒やすことも出来ないのが事実です。

ご自身の気持に無理をせず、蓋をせず、絶望に向き合い、逃げずに、感情を感じきりながら、悲しみから目をそらさないようにしてください。
そして、出来れば同じようにペットを愛する人たちで、気持を理解してくれる人に話してみるとか、あまりにも重症な場合、やはり専門医に話を聞いてもらうというのも、大事な選択になるかと思います。

人は、人に悲しんでいる気持を聞いてもらったり、共感してもらうとかなり心身が楽になります。
そして、思いっきり泣いて悲しみを表現すること、決して我慢したり、涙をこらえたりしないで、愛するペットがいなくなった悲しみを、しっかりと噛み締め、それを嘆き悲しみ、泣きたいだけ泣いて、周囲に何を言われようとも、悲しいものは悲しいのです、しっかりと感情を味わって、好きなだけ悲しんでください。

中途半端にペットロス症候群をスルーしようとすると、後で必ず心に溜め込んだ悲しみが戻って来て、ペットロス症候群が長引いてしまいます。

周りに理解を示してくれる人がいたら遠慮せずに頼りましょう。そういう方がいない場合は心のことを専門にしている、心療内科や精神科を受診することもひとつのほうほうです。決して恥ずかしい事ではありません。

3.周囲が出来ること

ペットを失った人を、周りにいる人間が期せずして傷つけてしまうという状況がよくあります。
自分の周囲の人がペットロスになったとき、どのように接したらよいでしょうか。
自分がペットロスを経験しているわけではないので、少なからず戸惑ってしまう方が多いでしょう。
ペットロスの人を励ますときには、一般的に以下のようなことに気をかけると良いです。

言葉のかけ方
まず、他人と比較するような言葉は避けましょう。

「ペットを飼っている人はみんな通る道」「私だって悲しい」などが当てはまります。
ペットを失った悲しみはその人だけのものであるため、他人と混ぜ合わせて一緒にしてしまうと、反感につながりやすくなります。

「止まない雨はない」など、常套句での慰めも意味はないでしょう。
よくあることだと言っているようなものなので、逆効果になります。
逆に、ペットとの出会いや楽しかった思い出など、ペットと飼い主だけが持つ経験を話題にした方が、心のケアにつながります。悲しみは素直に表現するほうが良い効果をもたらします。
紛らわせるのではなく、表現することを促しましょう。

檄を飛ばさない
「いつまでもメソメソしてるんじゃないよ」とか「そのうち慣れるよ」など、相手を元気付けたり檄を飛ばすような言葉は避けた方がよいでしょう。

相手の感情を過小評価することは、間接的にペットの存在を軽視することにつながります。当事者の悲しみを軽減するどころか、神経を逆なでしてしまうのが関の山です。
逆に「思い切り泣いた方がいいよ」など、感情を放出するよう促した方が適切でしょう。
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