
いい香りのお線香は、不浄をすべて清める。
線香は、仏様への大事な供養物として古来より親しまれています。
特に、線香は良い香りを放って時と所の不浄をすべて清める徳をもっていて、
私達は古来より身体や心の汚れをはらい、清浄な心で仏さまにお参りするため、線香をたくといわれています。
故人やご先祖様に挨拶をする前には、この世にはびこる穢れや邪気を払わなくてはなりません。
お参りする方は「線香の香りで身を清めてから、故人やご先祖様に挨拶しましょう」という考えから線香をあげます。
香華灯明の「香」の香りは、お参りする方の心身だけでなく、その場所さえも清めるものです。
線香で清められた場所に仏様や故人をお迎えすることで、良い香りを届け、仏様の智慧(ちえ)を広げるという目的もあります。
灯明は本来、線香に火をつけるためにあるのではなく、私たちが進むべき道を照らす光であり、仏様の智慧の象徴です。
お線香は、どんな種類があるの??
お線香には大きく2種類あり、お墓詣りなど屋外で使う煙の多い『杉線香』と、皆様のようにご家庭でお使いになられる『匂い線香』の2種類があります。 そして匂い線香は大きく<沈香(じんこう)>、<伽羅(きゃら)>、<白檀(びゃくだん)>といった材料を使用したものや、 植物の花や自然の香りを使用したものや、飲み物やフルーツの匂いなどの香り系に分かれます。
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“お線香のあげ方”
お線香をあげる際、直接ライターでつけるのではなく、ろうろくから火をつけます。
お線香を複数本持っている場合は、まとめて火をつけましょう。
宗派によって違いはありますが、日常にお線香をおげる際は、一般的なお線香のあげ方で問題ありません。
順番にそのポイントを確認していきましょう。
手順
1.お仏壇の前で正座(もしくは座り)、仏様へ一礼をします。
2.マッチでろうそくに火を付け、お線香をかざして火をつけます。
3.お線香を持つ手と逆の手で軽く扇ぎ、お線香の火を消します。
※息を吹きかけて火を消さないようにしましょう。
4.香炉にお線香を立てます。(本数・立て方は宗派によって異なります)
5.おりんを一度鳴らしてから、再度やさしく鳴らします。その後、合掌し深く一礼します。
6.ろうそくの火を手で扇ぎ、静かに消しましょう
※息を吹きかけて消さないようにしましょう。
後ろにお線香をあげる方いる場合は、ろうそくの火はそのままにしておきましょう。
お線香は故人と心を通わせる大切なツール
今まで当たり前のようだった『お線香をあげる』という行為は、お盆やお彼岸、
または毎日の習慣の一つになっていた人もいるかもしれません。
しかし、その意味や細かい方法・動作について知らなかったという人は少なくないでしょう。
お線香には、私達あげる方と故人様や仏様が心を通わせる事が出来るという意味が込められています。
仏教においてはお線香の煙を通じて、現世にいる私達と故人様・仏様とお話をするという意味があるそうです。
つまり、お線香の煙が我々と故人様の橋渡しとなり、昔の思い出や近況を伝えられるものだと考えられます。
そういった意味を知っていれば、今まで以上にお線香をあげる行為一つにとっても大事な気持ちが自然と出てくることでしょう。
ですが大切なのは形式ではなく気持ちなので、あまり型にこだわらず思いやることが故人様にとって一番ありがたいことだと思います。
